お疲れさまです。外は結構寒いですね。
田中泯について書くようにとリクエストがありましたので、私なりの感想を。
ブログに掲載いただけるとのことなので、お願いします。
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田中泯は、今年3度目。最初は、3月芸大で。2度目は、筑波。3度目は、中野の地下室にあるライブスペースで。
私はその都度、「身体=体」と精神の関係を問い直します。
例えば、ドルーズはスピノザの心身並行論について、以下のように解説してくれています。
スピノザのもっとも有名な理論的テーゼのひとつは、一般には心身並行論の名で知られている。たんに精神と身体の間のいっさいの実在的な関係を否定するところに成り立っているのではない。同時にこの両者の一方の他に対するいっさいの優越を禁じているのである。(中略)心における能動は必然的に身体においても能動であり、身体における受動はこころにおいても必然的に受動なのである。(中略)身体はわたしたちがそれについてもつ認識を越えており、同時に思すいもまた私達がそれについてもつ意識を越えているということだ。 (平凡社 ジル・ドルーズ著「スピノザ 実践の哲学」 P28-29)
前書きが長くなってしまいましたが、田中泯の地を這うような踊りを見ているといつもそのことを感じます。つまり生の可能性です。生は常に根源的なものであり、抑圧や監視を逸脱し、闘う力を持っています。
私にとって、田中泯の場踊りは、その逸脱する場であり、生の力動を互いに共振させる場でもあります
??????????? by Kojima