
原口典之展「社会と物質」@BankART Studio NYK 、6月6日(土)に観ました。先に紹介した竹本真紀「記憶の庭」展の前に。
作品群に触れて、自分の内面から吹き上がってきたのは、斉藤義重と角永和夫でした。この方々の作品群と対峙しているときと、よく似た感激を覚えました。たぶん、ぼくは、原口さんや斉藤さんや角永さんが築かれる世界が好きなのだろうと思いました。どうしようもないほどに。
角永さんとは金沢にいるとき、何度か飲みながら話をしたことがあるのですが、そのときに出てくる単語は「もの派」でした。ぼくは、美術のことはよく分からないのですが、「もの派」と言われる方々の作品には惹かれます。原口さんの展覧会でも「もの派」という単語が登場します。
何を書いたらいいのか、だんだん分からなくなっていきます。それは、たぶん、原口さんの世界に魅入ってしまったからでしょう。言葉が出てきません。