『ハーブ&ドロシー』見てきました!

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アートラインかしわ2010キックオフトークに来てくださった佐々木芽生監督の映画『ハーブ&ドロシー』、現在上映中の渋谷アターフォーラムにアートラインメンバー5人で行ってきました。
マスコミでも数多く取り上げられている話題の映画、17:00からの上映回はほぼ満席!
こじんまりした映画館ですが、自慢の座席は流石の座り心地です。
わくわくした雰囲気の中で本編開始前の長~いCMがちょっとした失笑を誘いましたが、いよいよスタート。
いや~、ハーブとドロシーの生き方そのものがNew Yorkだ!とつくづく思いました。
コレクションの方法、アーティストとの付き合い方、今までの常識の枠を軽々と越える(ように見える)2人。
そして、そんな2人に『振り回される』ことを楽しんでいるアーティストや周囲の人々。
「この2人には郊外のもっと広い家でゆったりと暮らすという生き方もあったのに」とハーブの親戚の方は言ってました。
でも2人は狭いアパートを作品とモノでもっともっと狭くしても、刺激のあるNew Yorkの生活を選んだ。
崩れ落ちそうな書類の山を片付けることもなく、新しいアートを求め、せっせと出かけていきます。
杖をついて、お互いを支え合わないと歩けない年齢になっても。
その潔い生き方がカッコよかったなぁ。
パッションはあるのに、あくまでドライ。
まさに都市に生きる人です。
エンドロールの『H&Dを応援してくれた人たち』のなかに『アートラインかしわ』もちゃんと入れてくれていて、くすぐったいようなHAPPYな気分で送り出され、みんなで食事に。
青山から原宿にかけて街を眺めながらそぞろ歩き、マリアッチの歌声が流れるメキシカン・レストランで盛り上がり、KASHIWAの5人はTOKYOを楽しんだのでした(笑)
ピンポイントで生きるハーブとドロシー。
「あなたはどんな生活を送りたいですか?」
映画の奥から、そんなことを問う声が聞こえたような気がしました。
HK