欧州の街で出くわすような作品です。道往く人々は、何を観るのでしょうか。高すぎて、視界に入らないでしょうか。何度も通っているのに、気が付かない人がいるかもしれません。また、見ていても認知していない、つまり記憶に残っていない人がいるかもしれません。
しかし、じっと観てしまう人は、何を見つめてしまうのでしょうか。これは、作者の意図がどこにあるか、という話ではなく、受け止める側が自分の内面を探る道往きの話です。アートが分かる/分からない、というコトに落ち込まないでいられる一つのやり方になるかもしれない話です。これはこれでシンドイ話ですが。